Today’s Wagashi : Azuki bean cake of Carp / Boy’s festival
本日の和菓子 : 鯉のぼり羊羹 端午の節句
5月5日は端午の節句。男の子の健やかな成長を祈る日です。
ー5月5日の端午の節句は、もとは蓬(よもぎ)や菖蒲(しょうぶ)などを用いて厄除けを行なう日でした。江戸時代に入ると菖蒲が尚武(しょうぶ)に通じることから、鯉のぼりや武者人形、兜などを飾る、男子の節句へと変化しました。端午のお菓子といえば粽(ちまき)と柏餅。粽には邪気を祓う意味があります。柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないため、柏餅は、家系の永続と繁栄につながる縁起物とされています。ー「とらや」公式サイトより
この季節、日本ではあちらこちらで元気に泳ぐ鯉のぼりを見ることが出来たことでしょう!クリーブランドでは、その様子は見られないので、、、
今月の和菓子教室では、鯉のぼりの練り切り飾りをほどこした、羊羹を作りました。
私が和菓子教室で鯉のぼりを習った時は、半月盆いっぱいいっぱいの大きな鯉のぼりでしたが、今回は、作りやすい、食べやすい、おひとり様用のサイズにアレンジしました。
鯉のぼりの土台の羊羹は、ラム酒とラムレーズンの羊羹。今回のレシピは、水羊羹と練り羊羹の間の、みずみずしさもあり、しっかりあんこも感じられる、良いとこ取りの羊羹レシピです。
初日は7名、2日目は9名の方にご参加いただいて、たくさんの可愛らしい鯉のぼりが出来上がりました。
うろこは、小さい丸や楕円の型を使いました。大きなうろこ、小さなうろこ、それぞれ個性が出ていいですね!
目の玉に羊羹やラムレーズンをのせた方も!キョロっとしていてかわいいですね。
背中と目の玉の色を合わせたものも、かわいらしいですね。
なんと、尾びれ、腹びれ、ほっぺたのハイライトなどなど、細かい細工をされた方も!クリエイティブです!なんと、2歳のお嬢さんの作品もありますよ~!!
鯉のぼりの部分は練り切りで作りました。3月に作った雛人形の着物と同じように、アイスキャンディーの棒を2枚重ねて、4ミリの厚さに練り切りあんを伸ばしました。
寒天は、アジアンマーケットで購入した棒寒天(角寒天)を使いました。こちらは、2本入っているのですが、1本半を使ったので、1/4本だけ残っている状態です。黄色や緑の色付きの棒寒天もありますが、Tink Holl(1735 E 36th St Cleveland, OH 44114)で、色がついていないものを購入することが出来ました。パッケージには20グラムと表記されていて、2本入っているので、1本10グラムということになりますが、実際に重さを量ってみると8グラムだったので、日本の棒寒天と同じでした。
ラムレーズンは、市販のレーズンを熱湯に通して柔らかくし、ラム酒に漬けました。これは、あんこのトッピングや、アイスクリームなどのトッピングにも使えるので常備しておくと便利です。
隠し味に使った黒糖は、こちらです。今回は台湾製のものを使いました。
Park to Shop(1580 E 30th St Cleveland, OH 44114) とTink Holl(1735 E 36th St Cleveland, OH 44114)で販売されていました。
ラム酒とあんこの相性はバッチリ!隠し味の黒糖がまた風味を深めて、その味わいに驚かれた方も多くいらっしゃいました!
あ、子供の日のための和菓子なので、お子様向けの羊羹は香り付け程度のラムレーズンということで少量のみを入れましたので、ご安心を^^
今回は、離乳食をはじめて数日後の男の子のお母さんも参加されて、息子さんの初節句のために鯉のぼりを作られていましたよ。
みなさまのご子息が、元気で健やかに成長されますように!