Today’s Wagashi : Cake of purple potato, dried fruits and walnuts
本日の和菓子 : 紫芋とドライフルーツとクルミの蒸羊羹
先日、ハンドメイドのマルセイユ石鹸とバスボムを作るワークショップがあり、お茶菓子を作らせていただきました。
アメリカでは普段お世話になっている方にホリデーギフトを贈る習慣があります。お子さんが幼稚園や学校に行かれている方は、先生やバスのドライバーさんに。ご近所の方々に、会社の同僚の方々にプチギフトを贈ります。日本でいうとお歳暮の、カジュアル版のような感じでしょうか。
自分で作った石鹸やバスボムをプレゼントしたいという日本人のお母さまが、このワークショップを企画・主催されました。
そして、ワークショップの後のお茶タイム用のお茶菓子に和菓子をオーダー頂きました。
晩秋のカラーをイメージした、紫芋とドライフルーツ(イチジク、アプリコット、ラムレーズン)とクルミの蒸羊羹です。
蒸羊羹は、蒸し器で1時間近くしっかりと蒸しあげます。紫芋の紫色の色素「アントシアニン」が、ドライフルーツの酸と反応してピンク色になっているのもまたキレイです。
コクのある紫芋のベースの味に、イチジクの甘味、アプリコットの酸味、そしてローストしたクルミの香ばしいアクセントのきいたお茶菓子に仕上がりました。
イベントの時には、この蒸羊羹と、州浜と落雁で作った「吹き寄せ」を合わせてお出ししました。
氷餅で雪を降らせ、先日の初雪を表現しています。
オハイオでは、本格的な冬のはじまりを迎えました。凛とした冬の空気の中の、美しいオハイオの自然に触れられるのもまた楽しみです。
みなさま、あたたかくしてお過ごし下さい。