Today’s Wagashi : Domyoji
本日の和菓子 : 道明寺粉
インディアナでは、サクラマート(2450 E 71st St Indianapolis, IN 46220)で道明寺粉を購入することが出来たのですが、クリーブランド周辺では市販の道明粉が販売されていないので、今年ははじめて手作りにチャレンジしました。
「道明寺粉は、戦国時代のインスタントご飯」と習った時、とってもびっくりしたことを覚えています。戦国武将やお侍さんたちが食べていたものとは!!なんだか悠久のロマンを感じてしまいました。
もともとは大阪の藤井にある「道明寺」というお寺さんで作られるようになったもので、今でも「ほしいい」という豊臣秀吉の直筆の商品名の入ったパッケージで販売されているそうなのです。
次に大阪に行く時には、元祖「道明寺粉」を購入してみたいです。
こちらは、今年作った道明寺粉。
まずは、もち米を一晩水につけます。
そして、蒸し器で炊きます。
1キロのもち米は40分ほど蒸しました。半分の量なら、20分程度でいいと思います。
そして、フードドライヤ―にのせて、2~3時間ほど、乾燥させます。フードドライヤーがない場合は、ざるなどにのせて乾燥させることもできます。もち米同志がくっついて並べるのが難しい時は、水にくぐらせるとよいです。クッキングシートを敷くと、下の容器にもくっつかないので便利です。
そして、フードプロセッサーで粉砕すると、このような道明寺粉が出来ます。ミルサーがあれば、もっと細かく粉砕することも出来るかもしれないですね。
1キロのもち米から、900gの道明寺粉が出来上がりました。
桜餅の道明寺はもちろん、
椿もち。
椿の葉を上下にほどこすこの和菓子は、古くは「源氏物語」にも出てきたそうです。
錦玉かんに入れると、道明寺寒。
こちらは凍てつく氷を表現しましたが、夏は入道雲などの表現にも使われます。
アメリカは乾燥しているので、作りやすいです。戦国時代のインスタントご飯ということで、常備しておくと非常食にもよいかもしれませんね。