先日、オハイオの州都コロンバス・ダブリンへ「浮島」作りの出張をさせていただきました。「浮島」はあまり和菓子屋さんでもみかけないからか、「食べたことのある人」は少ない和菓子だという印象があります。
私にとっての人生はじめての「浮島」は、金塚晴子先生のお教室で習ったときに食べたものでした。それまでは見たことも、聞いたことも、食べたこともありませんでした。
ふんわり、しっとり、そして甘すぎず、重すぎず、シフォンケーキみたいで、なんて美味しいのだろう!と感動した事を覚えています。
金塚先生のお教室では、甘納豆を白とグリーンの生地の間に敷き詰めました。断面の曲線がまた美しく出せるのも浮島の特徴のひとつです。
また、山崎彩先生のお教室で習った浮島は、りんごの蜜煮を入れ、カップケーキのように可愛らしく出来上がって嬉しかったのを覚えています。
真っ白な白あんを使えば抹茶で美しいグリーンを出すことが出来ますし、食用色素を使えばまたカラフルな浮島を作ることが出来ます。
また、甘納豆や栗の甘露煮はもちろん、ドライフルーツとの相性もよいので、イチジクやレーズン、あんずなどもおすすめです。
和菓子作りをはじめて出会えた浮島。アレンジが豊富にできますし、和菓子苦手な方にも喜んで頂けるので、贈り物によく使っています。 ということから、今年のクリスマスシーズンの和菓子教室は「浮島」にさせて頂きました。
今回のコロンバス・ダブリン出張では、クリームチーズとクランベリーと抹茶の浮島を作りました。クリスマスカラーです。
蒸し方には色々な方法がありますが、今回は抹茶の層を蒸して、その後に白の層を蒸すという手間はかかりますが、間違いなくしっかり蒸し上がる方法をとりました。お陰でしっとり美味しく出来上がりました。
ホストをしてくださった方、ご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。
今年の浮島づくりに参加してくださった方からの声です。
「可愛くて美味しい和菓子を作ることが出来て、楽しかったです!」
「買ったあんこで1層なら自分でも作れそうな気がしました。見た目も味も美味しくいただきました、ありがとうございました」
「想像以上にきれいな仕上がりで感激しました。お家に持って帰った分はあっという間になくなってしまいました」
「美しくて美味しい浮島に身も心も癒されました」
「見た目もおしゃれな浮島、美味しくて、最高ですね!」
ご参加くださりありがとうございました。一層でももちろん美味しい浮島、ぜひご自宅でも作ってみてください。