Ms. Keiko Takenaka, GEN-J Chicago Japanese language specialist and I held “Wagashi/Japanese traditional sweets, Japanese language and culture workshops” in Chicago.
I taught about Wagashi and how to make Nerikiri Artistic Cake of Tsukimi – Moon viewing (Moon & Rabbit) to total 250 people.
This is a special design of the moon and a rabbit as icons for Tsukimi (Moon viewing). Special thanks to Ms. Keiko Takenaka, attendees to the classes, JASC staff, CPS teachers and administrators who helped us, and also thanks to Japan Foundation.
この度、アメリカ第3の都市シカゴにて、多くの方々に和菓子とは何かを紹介し、お月見文化と関連する日本語を教授し、お月見のデザイン(月と夜空、月うさぎ)の練り切りを作るワークショップの機会に恵まれました。
3日間で、 最年少7歳から最高齢は92歳まで、総勢250名の方々に練り切り作りを体験していただきました。
日本語スペシャリストの竹中圭子先生。アメリカで教師の経験もある竹中先生、流暢な英語でお月見とは何か、日本語と日本の文化をしっかりと教授されていらっしゃいました。
日本では月見うさぎは定番ですが、世界各国見えるものは違うのだそうです。カニやロバ、髪の長い女性、本を読んでいる女性、編み物をしている女性など、ユニークな発想があるということも紹介しました。
そして、シカゴのみなさんには月のクレーターが何に見えるか、それぞれの想像力でイメージを膨らませてもらい、そのイメージを練り切りの「月」に描いてもらうというワークショップ。
練り切り作りは初めてという方がほとんどでしたので、「丸める」「つぶす」「細長くする」といった作りやすい、シンプルな形・デザインを考えました。その甲斐もあり、すべての方がご自分でそれぞれの練り切りを作り上げてくださいました。
描かれたクレーターのイメージは、星、花、犬、猫が多かったです。その他、アヒル、日の出、タコス、お金、あん巻きなど、ユニークなイメージもたくさんありました。
高校生の中には スケッチが上手で、トトロやピカチューなど、日本のアニメをリアルに描いてくれた人もいて驚きました。
どれもこれも素晴らしい練り切りの作品が出来上がり、全部を写真におさめて紹介できたらいいのにと思います。
練り切りを作った後、時間のあるクラスでは緑茶を入れて、試食タイムとなりました。甘くないお茶を飲むこと自体がはじめてというお子さんたちもいて、一口飲んでびっくり!という反応はとても興味深かったです。
甘いお菓子と甘くないお茶、日本ではあたりまえの組み合わせですし、小さな子供も日常的に甘くないお茶を飲みますが、習慣の違いとは興味深いものですね。日本の子供も、はじめてお茶を飲んだ時、同じように苦いって思うのでしょうか?少しずつ美味しいと思えるようになるものなのでしょうね。
日本では高価な上生菓子の練り切り。アメリカで販売しているお店はおそらくないのではないでしょうか。今回は250名の方々それぞれに、ふたつずつ作っていただき、合計500個のお月見練り切りが誕生しました。日本でもこんな機会はなかなかないと思います。
この度、日本の伝統文化をアメリカの方々に伝える架け橋となる機会をいただけたこと、大変光栄に思っています。
今回のこのプログラムをアレンジそして共に教授してくださった竹中先生、 サポートしてくださったCPS、JASCの皆さま、 国際交流基金に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。