I felt very honored that a University of Kentucky which ordered a lot of Wagashi, offered me to have a lecture about Wagashi.
先日、光栄なことに、お隣はケンタッキー州の学生さんたちに和菓子についてお話をさせて頂く機会をいただきました。先日お茶会用のお干菓子セットをたくさんオーダーしてくださった大学です。
「ケンタッキーまで行ったの?どれくらいかかるの?」
なんて聞かれましたが、このご時世、大学まで行かずにオンラインでオハイオのスタジオとケンタッキーの大学のクラスルームをつないで頂き、教授と学生さんたちの顔を見ながらお話しをさせて頂きました。素晴らしい時代ですね。
和菓子については、
・和菓子の特徴について
・和菓子の意匠
・和菓子と年中行事
・和菓子と日本人の生活・人生
・和菓子の地域制
・和菓子の種類
・和菓子の材料
・和菓子と茶道のかかわり
などについてお話をしました。
おどろいたのは、学生さんたちはかなり深く日本のことを学ばれていて、「もののあはれ」についても学ばれていたことです。
和菓子の意匠で、桜の花が美しく咲いている様子はもちろん、散った後に地面に落ちた花びらや、川面や池に落ちた花びらをも慈しみ和菓子で表現をしますということを紹介したのですが、それは先日学んだ「もののあはれ」ということですね、と教授がおっしゃっていました。
遠く離れたアメリカで、こんなにお若い学生さんたちが日本の事を学ばれていることに感動すると同時に、なんだか自分の身が引き締まる思いでした。アメリカの若い人たちに負けないように、自分ももっと日本の事を学びたいです。
20人の学生さんたちの中にはお一人、日本から来られた学生さんがいらっしゃいました。たくさんの友達に囲まれて楽しそうな様子。海外に来てから、また日本のことを深く知りたくなるものですね、などと少しお話しすることが出来ました。
みなさんには「和菓子」という日本の言葉をぜひ覚えて、「寿司」「相撲」「絵文字」みたいに使ってください、とお願いをしました。
若い人たちに和菓子についてお話する機会を頂き、とても光栄でした。素晴らしいチャンスをありがとうございました。