Today’s Wagashi : Cherry blossom cake, Kansai type vs. Kanto type
本日の和菓子:桜もち 関東vs.関西
先日、桜もちづくり教室を開催しました。毎年、アメリカでそろう材料で、関東の「長命寺」と関西の「道明寺」の両方を作って、味比べをしています。
すっかり写真は撮り忘れてしまったので、、、過去の写真です。こちらは東京の金塚晴子先生のお教室「へちま」で桜もちを作った時の写真です。
道明寺粉はアメリカでは手に入りにくいため、毎年手作りをしています。ですが、道明寺粉を作るのには軽く数日かかってしまいます。時間がある時はいいのですが、なかなか出来ることではないですね。
道明寺粉の作り方はこちらご参照ください。
ということで、今回は思い立ったらすぐに「桜もちの道明寺」が作れる方法で作りました。
もち米から作ります。もち米をピンク色の水につけて、電子レンジで加熱をして作る方法です。この方法だと、思い立ったその日に道明寺の桜もちを作ることが出来ますね。
ピンクの色付けは、Whole Foods Marketの、天然フードカラーを使いました。ビーツ由来のピンクなので、少し赤紫色です。
金塚先生のお教室でも、長命寺と道明寺の両方を習いました。色は薄め、大きくて立派な大島桜の葉で、ほんのりピンクの桜もちがくるまれています。
オハイオでは桜の葉の塩漬けは手に入りませんので、葡萄の葉を代用しています。桜と葡萄、違う種類の木の葉ですが、塩漬けにすると同じ成分「クマリン」が出るようで、「桜風味」を味わうことが出来ます。
上記のような葡萄の葉の塩漬けを使っています。これはクリーブランド周辺のHeinen’sというスーパーで購入しました。瓶は大きいですが、Walmartなどでも販売されています(オリーブなど、漬物が販売されているコーナー)。
こちらが葡萄の葉を使った桜もち。桜の花の塩漬けをのせるて、かわいらしく仕上がりました。
話が道明寺ばかりにいきましたが、長命寺は、白玉粉と薄力粉をブレンドして作ります。もちっとした生地です。こちらは和風クレープのような感じで、手軽に作ることが出来ます。
アメリカでも、アメリカで手に入る材料で、桜もちの道明寺と長命寺の両方を楽しむことが出来ますので、ぜひご家庭でも作ってみてくださいね。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。