この度、メリーランドからの受講者さまを迎えて、2日間に渡る和菓子の基礎集中講座を開催いたしました。車を6時間ドライブして(しかもノンストップ!)、他州から和菓子を作りにお越しいただけるなんて、、とても感激しました。
練り切りを一から作れるようになりたいというリクエストでしたので、白あん作り、そしてその白あんを用いた練り切りあん作りからのスタートです。
練り切りを作る場合、日本では市販の白あんが購入できますが、アメリカではまずは白あん作りから。練り切りに合う豆の選び方にはじまり、浸水、煮方、粉砕、濾し方、練り上げ方までを実習しました。
そして、その白あんにつなぎの求肥を加えて、練り切りあん作り。
ランチをはさみ、午後に4種類の練り切りを作りました。
桜、菊、椿、そして紅葉です。
まずは練り切りあんの計量、そして色付け、ぼかし方は内ぼかし・貼りぼかし・包みぼかし、裏張り、包あんをして、指や三角棒を使って成型します。椿は、茶巾絞りで作りました。
椿が一番作りやすく、紅葉が一番難しかったそうです。
練り切り4種を作り、1日目終了です。
2日目は、桜もち(道明寺・長命寺)からスタートです。道明寺粉の作り方、桜の葉の塩漬けがない場合の代用の方法もご紹介しました。
桜もちの次は栗まんじゅう、この2品は和菓子教室ではダントツ人気のメニューです。栗まんじゅうは皮がしっとりと出来上がる方法をご紹介しています。
桜もちの道明寺10個、長命寺8個、栗まんじゅう10個が出来あがり、ランチタイム。
午後は黒糖まんじゅうから。かくし味はお醤油です。生地が少し柔らかかったので、寝かせている間に、豆大福を作りました。
白玉粉ともち粉を混ぜて、蒸し器で蒸しあげます。そして、黒豆をはさみ、中あんを包んで出来上がり。
黒糖まんじゅうも出来上がりました。
全部出来たら、試食タイムです。
黒糖まんじゅう、桜もち、栗まんじゅう、贅沢なオヤツタイム!
和菓子は出来立てが一番!(栗まんじゅうは翌日が一番です)、美味しく頂きました。
2日間の集中講座で、10種類の和菓子を作って頂きました。
和菓子を通してメリーランドの方と繋がることが出来て、こんなにうれしい事はないです!お越しいただいた受講者様、どうもありがとうございました。ブログでも紹介していただきました。嬉しいです。
また、部分的に参加いただいたオハイオのレギュラーメンバーの方々も、ありがとうございました。いつもの時間で2倍の和菓子が作れる、少し忙しいクラスとなりましたが、お陰様で無事に予定通りのプログラムを終えることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。
今回開催した、2日間で10種類の和菓子を作れるプログラムの詳細です。
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