琥珀糖は身近な材料で、ご自宅で作っていただくことが出来ます。シンプルな工程だけに、それぞれのステップの押さえるべきポイントがあります。
「どれくらい煮詰める?」というご質問をいただきます。
美味しい琥珀糖の作り方・レシピ どれくらい煮詰めたらいい?
煮詰め方のポイントは3点あります。
①溶けた寒天の液がしっかり沸騰してから砂糖を加えること
煮詰める前にまずは、寒天液がしっかり、ふつふつと沸騰してから砂糖を加えて下さい。
十分に沸騰していないと、固まりづらくなります。
ふつふつしてきてからも3~4分はじっと待って、それから濾して(糸寒天の場合)、砂糖を加えてください。
②あまりかき混ぜないこと
砂糖を入れてから、混ぜすぎると、寒天の凝固力が弱くなります。つまりは固まりづらくなります。
また、出来上がりの透明感も損なわれてしまいます。白っぽくなります。
煮詰めた後にすりこぎで混ぜて、寒天液をあえて白くさせるお菓子もあります、このお菓子は「寒氷(かんごおり)」などど呼ばれています。
琥珀糖は透明感を生かしたいので、混ぜすぎず、そーっと見守ってください。
③糸が引くまでしっかり煮詰めること
ゆっくりじっくり煮詰めていき、しっかりと糸を引くようになったら、出来上がりです。100℃を越えると、水の蒸発がはじまり、温度の上がり方がゆるやかになります。(詳しい煮詰め方は「琥珀糖のレシピ」をご参照ください。写真付きでご説明しています。)
よく「何分くらい煮詰めたらいいですか?」というご質問もいただくのですが、これはお使いになるコンロや鍋によって開きがあるので、なかなかお答えにしくいです。
例えばIHヒーターを使うと、熱伝導が早いので、煮詰まるのも早いです。
鍋の底面が大きければ、水分が蒸発するのも早く、煮詰まるのも早くなります。
私の場合は、ガスコンロと底の直系20㎝くらいのお鍋を使う時で、だいたい30~40分でしょうか。
煮詰め方が足りないということは、水分を多く含んでいるということなので、結晶化させるのにも時間がかかったり、表面がへこんだり、でこぼこになったりすることがあります。
それもまた、氷のような、鉱石のような表情にも見えるので、いい味がでますよね。
琥珀糖のレシピ・作り方コツ
糸寒天?粉寒天?
どんな砂糖がいい?グラニュー糖?上白糖?三温糖?
どれくらい煮詰めたらよいの?
乾燥・結晶化にはどれくらいかかる??
結晶化が待てない!早く仕上げたい時のアイディア
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琥珀糖の基本材料はこちら
琥珀糖のレシピに掲載されている作品はこちらの材料を使いました。
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